12/19(日)開催! 「ユースで考えよう!世界の栄養問題」
2021年12月19日10時、
unicef Campusとして初めての一般向けイベント
高校生・大学生対象 unicef Campus「ユースで考えよう!世界の栄養問題」を開催しました!
世界の栄養課題解決に向けて、
2021年12月に「東京栄養サミット」が開催されたことはご存じですか?
この機会に、unicef Campusは、
JICA(独立行政法人国際協力機構)が独自に開発した「買い物ゲーム」を通して、
ユースが世界の栄養問題を考えるイベントを行いました。
※本イベントで使用した買い物ゲームの教材は、JICA地球ひろばHP(https://www.jica.go.jp/hiroba/teacher/material/nutrition/index.html)に掲載しています。
SDGsのほぼすべての目標やターゲットに深く関連する「栄養」をテーマに、
unicef Campusの大学生ユースメンバーとオンラインで交流しながら、
世界の食・栄養問題について一緒に考えました。
振り返ると、今回参加した私たちユースは、自分の栄養 さらに、世界の食・栄養について、
深く考える機会が少なかったなぁと思います。
自分と同じ世代のユースと一緒に世界の食・栄養問題を考えることで、
栄養課題に留まらず、広く世界について考える刺激になりました!
今回のイベントに参加したメンバーは
「買い物ゲームで栄養問題について、まず自分で体験して、考えたりすることでその後の話をスムーズに理解できた!」
「ゲーム自体が学びつつ面白く構成されていたので、非常に良かったです。参加してよかったなと思いました!」
と話していました。
当日の様子をレポします。
「unicef Campusの紹介」
ここではunicef Campusの理念の紹介(HP〔https://unicef-campus.jp/〕のVison・Actionからチェック!)や、これまでのunicef Campusの活動を紹介しました。
これまで一緒に活動したメンバーと初めてイベントに参加したユースをつなぐ機会となりました。
いよいよ本題!「買い物ゲームで学ぶ!世界の栄養問題ワークショップ」
9月10日のメンバー内で行った栄養イベントで、すでに買い物ゲームを体験したメンバーが中心となって、
ワークショップを進めました!!
①世界の現状をユースに伝える!
買い物ゲームを始める前に、世界の栄養問題の現状について、
メンバーからユースにプレゼンしました。
このパートを担当したメンバーは、
事前に子どもたちの栄養状況について詳しく調べ、しっかり理解した上で、ユースに伝えてくれたので、
一人ひとりの心にすっと入ってくる分かりやすいパートになりました。
②買い物ゲームを通して、栄養問題を考える!
メンバーが中心となって、買い物ゲームを行いました。
(※本イベントで使用した買い物ゲームの教材は、JICA地球ひろばHP(https://www.jica.go.jp/hiroba/teacher/material/nutrition/index.html)に掲載しています。)
一人ひとりがパソコンで資料を使いながらゲームを進めるというはじめての体験でしたが、メンバーが楽しく分かりやすく進行くれたおかげで、混乱も少なく、思い出に残る経験になりました。
進行を担当したユースの盛り上げ力や伝える力が十分に発揮され、
今後、さらに多くの高校生や中学生などに伝えていくことができる組織になるだろうなぁとワクワクしました!
(9/10にメンバーが体験した買い物ゲームの詳しい感想はこちら!:https://unicef-campus.jp/1201/)
②JICA職員からのお話
買い物ゲームの最後にはJICA人間開発部(保健グループ)に勤務する山口舞さんから、
栄養改善アプローチが、給食や教育・所得向上など様々な分野からなされていることを伺いました。
実際にJICAが取り組んでいる栄養プロジェクトや東京栄養サミットのお話を聞くことができ、
SDGs達成に向けて、「栄養」は必要不可欠であり、途上国も先進国も関係なく、相互に連携して栄養問題の解決に取り組むことが大切だということを学びました。
※JICAが取り組む栄養改善事業について、https://www.jica.go.jp/activities/issues/nutrition/approach.html(栄養改善に向けたJICAのアプローチ)に掲載しています。
今回のイベントを通して…
参加者からは、
・限られた予算の中でカロリーを満たすことやバランスよく食べることの難しさを知りました。低予算になれば食べるだけで精一杯で炭水化物に偏ること、カロリーを満たそうと思えばジャンクフードに頼らざるを得ないことなどが印象的でした。途上国は飢餓問題の印象が強かったので、過体重や肥満が起きていることを初めて知りました。最低限の収入が確保されなければ豊かな生活を営むことは難しいと感じました。また、多くの人が健康に生活するためには教育の必要性も感じました。
・とても楽しかったです。unicef Campusの活動にとても興味があったのですが、まだ具体的な行動に出ていなかったのでとても緊張していました。ですがゲームもイベントの雰囲気もとても良く、参加してよかったなと感じました。実際に買い物ゲームをすることで、栄養を十分に取ることが難しく恵まれていることかがよく分かりました。グループワークでも活発に考えの出し合いができて勉強になることがとても多かったです。
・ユースの意識を高くするためにまず自分が行動していきたいと思いました。国際協力は敷居の高いものと思ってる人がいるので、身近なことと絡めて発信していけたら色んな人が参加したり、意識改革に繋がると思うので、自分も情報発信していきたいと思いました。
新型コロナウイルスの影響もあり、unicef Campusでの活動は、オンラインがメインになってしまっていますが、
そんな中でもユースで交流し、自分にできることを考え、学び合う姿勢がより感じられたイベントになりました。
unicef Campusでは、これからもユース一人ひとりの意識を少しずつ変えることで、
世界の子どもたちのための活動の幅を広げていけたらと思います!
前回に引き続き、今回もご協力をいただきましたJICAのみなさまに感謝を申し上げます。ありがとうございました!
(文・unicef Campus事務局 慶應義塾大学 川村菜々花)
※本イベントで使用した買い物ゲームの教材は、JICA地球ひろばHP(https://www.jica.go.jp/hiroba/teacher/material/nutrition/index.html)に掲載しています。