2024年8月6日~9日 ユニセフ国際協力講座2024に参加!
2024年8月6日(火)〜8日(木)にかけて、全国の高校生・大学生を対象としたユニセフ国際協力講座2024がオンライン開催され、unicef Campusメンバーもファシリテーターとして参加しました!!
全国から150名近くの高校生・大学生が集った今年の講座。
1日目は「持続可能な世界に変えていくために」というテーマで関西学院大学教授・元ユニセフ国事務所代表の久木田純先生にご講義いただきました。久木田先生から人類の歴史や世界の状況を「Big Picture」として捉える重要性を学び、その後行われた「私たちは 21 世紀をどのような世界にしたいのか?」をテーマとしたディスカッションでは世界の抱える諸問題とその解決へ向けた取り組みをより俯瞰的に考えようとする参加者の姿勢が見受けられました。
東京大学教授の沖大幹先生をお迎えし、「気候変動はどんな影響を及ぼし、どういう対策が可能か」というテーマで開催された2日目。講義を通じて、気候変動の影響がますます深刻化している現状を理解すると同時に、その影響が社会や身近な人々にどのように波及するかを話し合いました。参加者それぞれが具体的な事例を挙げながら、私たちが直面する困難が身近な問題であることを改めて実感しました。
気候変動が進行するにつれ、単なる適応策では対応が難しくなる局面が増えると考えられます。そのため複数の対策を組み合わせる必要があり、未来を担う私たち若者に発想力や巻き込む力が求められていると感じました。
最終日には「世界を舞台に働くために必要なことは何だろう?」というテーマのもと、ユニセフ現地事務所で働く4名の日本人スタッフの皆さん(服部浩幸さん(カンボジア事務所)、角掛由加里さん(ウガンダ事務所)、古田優太郎さん(ザンビア事務所)、小川亮子さん(アフガニスタン事務所))にご参加いただきました。
講師の先生方のお話は、ご経歴や各赴任地の現状はじめ大変興味深いものばかり!
「教員として働いた経験やJICAで活動した事など、様々な経験が豊かなものとして自分を助けてくれる。まわり道もよし!」
「多面的に考え、声なき人たちに寄り添ってその人たちの声となること、そして自分を大切にしてほしい。」など、心に響く沢山の言葉をいただき、高校生・大学生の今後の道標となったと思います。
講義の後は、グループに分かれてディスカッションタイム!
参加者同士、見据えている将来や抱えている不安ついてじっくりと対話しました!
大盛況のうちに幕を閉じた国際協力講座。参加者の皆さんは、学校や学年、住んでいる地域の枠を超えた多様かつ活発な議論を体験出来たことに、充実感と次なる行動へのモチベーションの高まりを感じたようです。
unicef Campusは、これからも全国の高校生、大学生と共に世界の現状を多角的に学び、より良い変化のため積極的な活動を行っていきます!
(報告:unicef Campus事務局 長澤パティ明寿、外池若菜、坂本歩)